大多喜町役場に行ってきたよの巻 [訪れた]
早稲田大学の建築学科に入学すると、最初の一年は既存の名建築の図面のトレースをします。(手書きでケント紙に写すこと)後期には、建築家の今井兼次さんが設計した、大多喜町役場(千葉県大多喜町)の平面図、断面図、立面図を手書きでゴリゴリ(いや繊細に)トレースしていきます。ヒイヒイ言いながら書きます。合計で50時間くらい図面とにらめっこするので、嫌が応にも愛着が湧いてしまうんですね。体が勝手に図面を覚えてしまいます。(といいつつ、図面の書き方は勝手には取得できないけれど)
で、図面を写して約一年の年月を経て、昨日行ってきました。大多喜町役場。千葉県稲毛から車で一時間。図面書いたからなのですが、やっぱり行ったらすごい感動してしまったので、写真をたくさんアップします。
入り口
屋上にたまった雨を垂らす鎖。これも書いた。
大多喜のシンボル(屋上から出ているやつ)と開口。彫刻みたいな細部。凝ってる!
入ってすぐのロビー。電気をつけてないのに明るい。
階段。大きな窓。ここがすごく好き。
自然光が天井から入る。メキシコの住宅のよう。大多喜町役場は光を上手く取り入れた建築だった。
全面ガラスの扉、そして各部屋も上にガラスが嵌められていて、繋がっている感じがする。
一階の会議室。床から天井まで窓。夏は日差しが暑いらしい。でもめっちゃ気持ち良さそう。
同じく会議室。窓のサッシは細い鉄。かっこいい。外に出ようとすると、
コンクリート落下注意の張り紙が。手書きの文字が面白い。拡大して見てみて。
外に出ると
柑橘系の木がたくさん植えられていて、実がなっている。いい匂い。お土産に柚子をたくさん頂いた。
ロビーの天井。タワシみたいなのがついてる。太陽の光が落ちる。これを屋上から見ると、
これ。こうやって自然光を階下に貯めている。つくづく彫刻的。
屋上のタイル絵。見つけたときのテンションの上がり方すごかった。
で、喜びを表現してみた。
拡大するとこんな感じ。見ていて飽きない。裏側にもタイル絵がある。
そして、増築棟の工事が始まっていた。
1959年に作られたこの大多喜町役場は、50年の時を経てなお町民から愛されている(多分)。
増築棟と修復の設計は建築家の千葉学さん。既存棟と増築棟の間をテラスでつなげるそうです。より町に開けた役場になると思うととても楽しみです。
大多喜町役場は、自然光を上手に取り入れたとても明るい建築でした。生命感溢れる・・というと大袈裟かもしれませんが、そのくらい雰囲気がありました。それでいて細部はとことん造形的で、手仕事の繊細さを感じました。職員の方もとても親切にしてくださってうれしかったです。
やっぱり、実際にそこに行って、建築を体験することが楽しい!
で、図面を写して約一年の年月を経て、昨日行ってきました。大多喜町役場。千葉県稲毛から車で一時間。図面書いたからなのですが、やっぱり行ったらすごい感動してしまったので、写真をたくさんアップします。
入り口
屋上にたまった雨を垂らす鎖。これも書いた。
大多喜のシンボル(屋上から出ているやつ)と開口。彫刻みたいな細部。凝ってる!
入ってすぐのロビー。電気をつけてないのに明るい。
階段。大きな窓。ここがすごく好き。
自然光が天井から入る。メキシコの住宅のよう。大多喜町役場は光を上手く取り入れた建築だった。
全面ガラスの扉、そして各部屋も上にガラスが嵌められていて、繋がっている感じがする。
一階の会議室。床から天井まで窓。夏は日差しが暑いらしい。でもめっちゃ気持ち良さそう。
同じく会議室。窓のサッシは細い鉄。かっこいい。外に出ようとすると、
コンクリート落下注意の張り紙が。手書きの文字が面白い。拡大して見てみて。
外に出ると
柑橘系の木がたくさん植えられていて、実がなっている。いい匂い。お土産に柚子をたくさん頂いた。
ロビーの天井。タワシみたいなのがついてる。太陽の光が落ちる。これを屋上から見ると、
これ。こうやって自然光を階下に貯めている。つくづく彫刻的。
屋上のタイル絵。見つけたときのテンションの上がり方すごかった。
で、喜びを表現してみた。
拡大するとこんな感じ。見ていて飽きない。裏側にもタイル絵がある。
そして、増築棟の工事が始まっていた。
1959年に作られたこの大多喜町役場は、50年の時を経てなお町民から愛されている(多分)。
増築棟と修復の設計は建築家の千葉学さん。既存棟と増築棟の間をテラスでつなげるそうです。より町に開けた役場になると思うととても楽しみです。
大多喜町役場は、自然光を上手に取り入れたとても明るい建築でした。生命感溢れる・・というと大袈裟かもしれませんが、そのくらい雰囲気がありました。それでいて細部はとことん造形的で、手仕事の繊細さを感じました。職員の方もとても親切にしてくださってうれしかったです。
やっぱり、実際にそこに行って、建築を体験することが楽しい!
2010-11-29 23:04
コメント(3)
おぉぉぉ!!!
これはテンションあがります!
建物左側のシンボルとか開口とか
ガラス戸の取手とか
たわしみたいのとか...
細かいところが特に感動しそうね。
いいなぁ
by marimo (2010-11-29 23:35)
電車に揺られるのもいいけど、車でみんなでわいわい行くのも絶対楽しい!宇多田ヒカル流す!
by chihiro (2010-11-29 23:38)
そうなんですよ、すばらしい建築物ですよね。既存棟の建具修復をやる予定だったメーカーの者ですが、会社倒産によりかないませんでした。楽しみにしていたのに、残念です。
by Happy (2011-08-07 20:50)